ベトナムのハノイの治安は?|スマホ盗難被害が多発中!被害を防ぐ3つの対策

ベトナムは比較的治安が良く、旅行がしやすい国です。
その中でも特にハノイは他の都市に比べて犯罪率が低い都市です。
しかし、そんなハノイでも近年多発しているのがスマートフォンの盗難です。
現在ハノイ在住ですが、周りの友達にもスマホ盗難被害に遭ったという方も・・・。
実際、最近はお財布やカバンだけでなく、スマホをターゲットにした盗難が多くなっています。
盗難被害に遭わないためにも、旅行中はむやみやたらにスマホを出さないのが一番ですが、今はもうスマホが旅行に欠かせないものですよね。
Google mapでお店の場所を調べたり、カメラで写真を撮ったり、スマホを使わないというのは難しいのが現状です。
折角の楽しい旅行なのに、スマホの盗難に遭って悲しい気持ちで帰国するのはとても残念。
そこで、今回はハノイ在住の私が日頃から実践している、ベトナム旅行でスマホ盗難を防ぐ3つの対策をご紹介します。
狙われやすいスマホの端末や、スリがどのような手段で窃盗をするか、最近盗難被害が多発している場所、盗難被害にあった場合はどうしたらいいかも併せてお話します。
これからベトナム旅行を予定している方は、ぜひじっくりと読んでみてください。
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-Contents-
●実際に住んでみて分かったハノイの治安
実際にハノイに住んでみて分かったのが、ハノイは比較的治安がいいということです。
もちろん気を付けなければいけませんが、夜の9時頃に女性が一人で歩いていたり、タクシーに乗っても危険ということはあまりありません。
ホーチミンなどは犯罪率が高めなのですが、ハノイの治安がいいのは理由があります。
ベトナムの首都でもあるハノイには政府機関が集まっているため、街中にも警察や公安が日常的に多いです。
また、ベトナムの場合は警察や公安の権限が大きいため、そのような方が日頃から街中で目を光らせているとやはり比較的犯罪は起こりにくいです。
しかし、そんなハノイでも多いのが盗難被害(スリ)。
しかも、今までは現金を狙ってカバンの盗難が多かったのですが、最近はスマホを狙った盗難が増えているのです。
●ハノイの治安:スリに狙われやすいスマホの端末はiPhone
一番狙われやすいのはiPhoneです。そもそもなぜスマホが狙われるのかというと、盗んだスマホを転売してお金に換えるためです。
ベトナム人の平均給与を見てもスマホはとても高額なものですが、それでもローンを組んでスマホを買う方も多いくらいスマホは普及しています。
また、ベトナムではiPhoneがとても人気で、Androidや他のメーカーの端末よりも高額です。
しかし、ベトナムで販売されているiPhoneは新しくてもiPhone7くらいまで。
日本ではiPhoneXSなどはかなり普及していますが、ベトナムではまだ持っている人をほとんど見かけたことがありません。
そのため、iPhneで機種で新しければ新しいほど高額で転売ができるので、外国人観光客が持っているiPhoneは狙われやすいのです。
●スリ犯によるスマホ盗難の常套手段
一番多い窃盗手段は、通りすがりのバイクがスマホを盗って行く方法です。道端で止まってスマホを見たり、電話をしながら歩いていると2人乗りのバイクが後ろから結構な速さで近づいてきて、自分が手に持っているスマホをそのまま持って行ってしまいます。
私の周りでも下記のような状況でスマホを盗られたという話を聞きました。
●道端でGoogle mapで場所を調べていたら、近づいてきたバイクにスマホを持って行かれた。
●スマホで電話をしながら歩いていたら、近づいてきたバイクにスマホを持って行かれた。
そのため、バイクの多い道では特に気をつけてください。
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●ベトナム各都市のスマホ盗難被害が多い場所
スマホの盗難はやはり観光客が多い場所で起こります。
ここではベトナムのハノイ、ホイアン、ホーチミンを例に挙げて、それぞれの都市のスマホ盗難が多い場所をご紹介します。
*ハノイ
まず、ハノイは観光客が多い旧市街での盗難が圧倒的に多いです。
先日、スマホを使ってカバンに入れた後に、かばんを引ったくられたという被害がありました。
ハノイは政治機関が集まっているため、街中に公安や警察も多く比較的治安がいい方です。
しかし、やはり観光客が多く集まる場所は注意が必要です。
*ホイアン
この数年で他の都市に比べても盗難被害が多発しているのがホイアン。
特に観光客が多い夕方~夜の時間は注意が必要です。
ホイアンは観光地として人気急上昇中で、夜のランタンを見るために多くの観光客が集まります。
また、夜は明かりが少なく街中も暗くなるのでスリにとってはチャンス。
今までホーチミンにいた窃盗集団が最近はホイアンに移動したという噂もあるほどです。
*ホーチミン
ホーチミンは他の都市に比べて事件や事故が多い傾向がありますが、それはスマホの盗難に関しても同じです。
やはり観光客の多い大聖堂や中央郵便局、ドンコイ通り周辺で被害に遭われる方が多いです。
先程ご紹介した“スマホ盗難被害の一例”はいずれもホーチミンでの被害です。
●ベトナムでスマホ盗難被害を防ぐ3つの対策
私自身も外出先でのスマホの取り扱いには細心の注意を払っています。
ここでは、スマホ盗難被害に遭わないためにすぐに実践できる3つの対策をご紹介します。
*バイクの通りが多い道に向かってスマホを使わない
先程お話したとおり、スマホを使っている時に近づいてきたバイクに持って行かれることが多いです。
その為、Google mapなど道端でスマホで調べ物をする場合は、車やバイク通りのある道を背にして使いましょう。
*カメラを使うときは両手を添える
スマホのカメラで写真を撮るときは両手でスマホを覆うようにして撮りましょう。
スマホカメラはとても気軽に写真が撮れるので、つい片手で持ってしまいますが、特に外で写真を撮るときは面倒でも両手を添えてください。
また、両手で覆うように持つことで、スマホが手から出ている部分が少なくなります。
そのため、スリ犯としても盗みにくくなりますね。
*長めのストラップを付ける
普段は付けることがなくても、旅行中はぜひスマホにストラップを付けてください。
長めのストラップであれば、スマホを使うときに首から掛けられるだけでなく、カバンの持ち手に括り付けておくこともできます。
また、目立つ色のストラップだと、カバンにスマホを入れておいてもすぐに見つかるので便利です。
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●スマホの盗難被害に遭ったらどうする?
もし、旅行会社のツアーなどで来ている場合はもらっている書類に緊急連絡先の記載があるので、そこに連絡するのが一番早いです。
そうすると旅行会社の方で日本語が話せるガイドさんを手配して、一緒に警察などに届けに行くことができます。
個人手配の旅行の場合は、自分で警察へ行かないといけません。
しかし、ベトナムでは英語を話せる警察官はほとんどいませんし、お国柄もありますが、対応するのにかなり時間が掛かります。
残念ではありますが、いずれにしろ被害届を出したところでスマホが戻ってくる可能性は非常に低いので、実際は諦めなければいけないことが多いです。
しかし、盗難被害に遭った場合は海外旅行保険に加入していれば、補償されるものも多いの、旅行前に海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。
今はクレジットカード付帯のものもたくさんありますが、海外旅行保険の補償が手厚いのが年会費も無料のエポスカードです。
ハノイに旅行に来る方は、ぜひ一度見てみてください。
●ハノイの治安は?スマホ盗難被害に注意:まとめ
ハノイの治安は比較的良いですが、それでもスマホ盗難被害は気を付けてください。
スリに遭わないためには「隙を見せない」のが一番大切です。旅行中はつい楽しくて気が緩んでしまいますので、日本ではないということを意識して楽しい旅行にしてください。